アプリのマネタイズ手法にはそれぞれメリットデメリットがある!

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米系調査会社のApp Annie (アップアニー)によると、2018年、全世界でのアプリの消費者総支出額が1000億ドルを突破し、日々新しいアプリが次々とリリースされています。そんな時代の波に乗り、アプリのマネタイズで売上を伸ばそうと考える企業も多いのではないでしょうか。無収益のサービスから収益をあげるマネタイズ。そんなマネタイズには、いくつかの手法が存在します。今回は、スマートフォン用のアプリでよく見られるマネタイズ手法についてご紹介しましょう。

代表的な2種類のマネタイズ手法


そもそも「マネタイズ」とは、通貨の発行や資産の換金を意味する英語です。そして、Web業界で使われるマネタイズとは、「無料サービスの収益化」のことを指しています。Webのマネタイズはとても身近な存在で、私たちが普段利用しているアプリの他、インターネットサイトでも用いられています。なかでも「スマートフォン用のアプリ」はどんどん膨れ上がっている市場のため、企業にとっては大きなビジネスチャンスであるといえるでしょう。アプリのマネタイズに使われる代表的な手法は、「広告モデル」「課金モデル」の2つです。

広告モデル

「広告モデル」は、アプリ内に広告を掲載することによって「広告主から広告料を得る」というマネタイズです。スマートフォン用の無料アプリを使用したことがある人ならば、一度は見たことがあると思います。方法としては、自社で広告枠を設置して販売するか、「アドネットワーク」に参加します。アドネットワークとは、多数の広告媒体を束ねて広告を配信するネットワークのことで、アップルの「iAd(アイアド)」やグーグルの「AdMob(アドモブ)」などが有名です。

課金モデル

アプリ自体や、アプリ内サービスの一部を有料に設定することで収益を得る手法が「課金モデル」です。広告モデルと大きく異なるのは「一般の利用者から料金を得る」という点です。そのため、いかにユーザーが「お金を出してもいい」と思えるアプリがつくれるかがカギになるでしょう。

広告モデルのメリットとデメリット


広告モデルでは、収益化させるために一定の規模が必要です。そのためアプリ自体は無料配信することがほとんど。そしてダウンロード数はもちろん、アクティブユーザー数も重要になります。また、アプリの広告モデルには、3つのタイプが存在します。それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのかをご紹介しましょう。

インプレッション型

「CPM」とも呼ばれ、広告の「表示回数」に応じて広告料が発生する仕組みです。表示されるだけで良いため、広告がクリックされなくても収益になるのがメリット。ただし、単価が低いのがデメリットです。

クリック型

「CPC」とも呼ばれるタイプ。こちらは、「クリック回数」に応じて料金が発生します。そのため、1クリックあたりの単価はインプレッション型より高価です。逆に、クリックされなければ料金が発生しません。

成果報酬型

こちらは、広告がクリックされた先にある「成果」に応じて料金が発生するタイプの広告です。成果とはつまり、商品の販売なら「商品の購入」、会員サイトなら「会員登録」、アプリの広告なら「アプリのインストール」などをさします。「CPI」や「CPA」と呼ばれる成果報酬型は、ハードルが高い分1回あたりの報酬は高額です。

課金モデルのメリットとデメリット


一口で課金モデルといっても、「有料販売」「アプリ内課金」「定額課金」など、課金方法はさまざま。次は、課金モデルそれぞれのメリットとデメリットをご紹介しましょう。

有料販売

アプリそのものを有料で販売する方法です。大手アプリストアに掲載する場合は手数料がとられますが、基本的に販売価格は自分で設定することが可能。ダウンロード数に応じてまとまった収益を得ることができる一方、ダウンロード数が減れば収益も減るため、継続的にマネタイズすることは難しいといえます。しかも、無料アプリがひしめく中で有料アプリをダウンロードしてもらうのは、そう簡単ではありません。無料版からの誘導や値下げセールなど、戦略を練る必要があるでしょう。

アプリ内課金

アプリそのものは無料にすることにより利用者を増やし、アプリ内の一部のコンテンツを有料にするといった方法です。逆に、無料では一部のコンテンツのみ使える状態にしておき、課金すると全てのコンテンツが利用可能になるという手法もあります。ゲームアプリでゲームを効率良く進めるためのアイテムや、ニュースアプリの有料配信などが代表的です。新規インストールのハードルが低いため、ユーザーが「課金する価値がある」と判断すれば継続的な収益が見込めます。一方で、「アプリ内で課金させるシステム」を作る必要があり、アプリ自体も更新し続けなければユーザーはすぐに離れてしまうでしょう。

定額課金

アプリ内課金と似ていますが、こちらはあらかじめ定めた料金を支払うことでアプリ内の機能が期間限定で自由に使えるという手法です。こちらも更新頻度の高いサービスで採用されており、「月額○○円」というように1カ月単位で料金設定をするのが一般的。購読アプリと相性が良く、漫画や雑誌の読み放題サービスなどで利用されています。アプリ内課金より少しハードルが高くなるものの、一度契約すれば毎月自動的に支払われるということもあり、ユーザーが意図的に解約するまでは継続して課金されるのが特徴。そのため、契約までこぎつけられればより安定した収益が期待できます。

競争を勝ち抜くために


数多く存在するライバルとの競争を勝ち抜くのは容易ではありません。それぞれの手法におけるメリットやデメリットを理解し、アプリの特徴や企業の状況を踏まえたうえで、適したマネタイズ手法を選ぶことが重要です。アプリでのマネタイズに興味のある企業は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

参考:

2018年のアプリ市場規模、全世界で1000億ドルを超える!App Annie、2018年のアプリ市場予測レポートを発表|PR TIMES

マネタイズって何のこと?|エン転職

アプリで稼ぐためのマネタイズ手法4つのパターン|ASCII.jp

「広告」「課金」「有料」どれが最適?アプリのマネタイズ方法とそれぞれの特徴を解説!|ferret