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自動車損害調査システムの開発・保守

2016.02.23

部署:SIBU, 役職:BU長, 氏名:内藤 英慈

プロジェクト:自動車損害調査システムの開発・保守

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プロジェクトについて

1.概要

損害保険(自動車任意保険)業務としては、クレームやロスと言われている、自動車損害調査システムの保守開発となります。

このシステムは自動車の事故が起こった後に、保険金を支払うシステムのことで、自動車事故が起こった後、契約者が保険会社に電話しセンターの方が事故の状況をヒヤリングして様々な情報を入力する画面から、我々の担当しているシステムがスタートします。

要約すると、保険金を契約者や被害者に支払うまでが大まかなシステムの内容です。大きなシステムで、全体で年間500-600人月のプロジェクトの中で私たちも従事しています。

2.人員増について

一定度人数の増減がありますね。保守開発の為、日々の不具合を直すチームや、システム改変するチームに分かれていて、年2回のペースでリリースしています。 10年以上稼働しているシステムの為、日々の対応が必要となります。

3.必要だった知識やノウハウにについて

オンラインは、クライアントサーバ型、夜間にホストが稼働するシステム構成で、言語はcobol、サーバ側DBはオラクル、ホスト側DBはNDBです。長年改修を繰り返してきているシステムの為、最近は簡単な改修でも、新規に作った方が早いのではないかと思うときもあります。

4.思わぬアクシデント

一番大変だったのは、今のシステムを新規に作るときでした。今振り返るといい経験かもしれませんが、当時は本当に大変でした。今の保守開発では、当時までプロジェクトがおかしくなることは無い為、もう経験できないかもしれないし、そうならない様にマネジメントしています。 どう大変だったかというと、開発が予定通りに進んでいないために、家に帰れない(帰らない)。いくら作っても終わらない。

リリースは迫っている為、お客様としてはやり切るしかないので、勤務地が遠いメンバーは宿泊OKの状況でした。ということもあり、月曜日の出勤時にいつでも泊まれるように準備していました。宿泊予定の日は、24時、25時くらいまで働き、ホテルで寝て、翌朝出勤し、また、仕事をするということをやっていました。 一番つらい期間は1ヶ月くらい続きましたね。

多少落ち着いて、宿泊しないで家から通勤している時に、まだまだ開発は残っていたために、何とかやっつけてしまおうと考え、稼働時間を上げて対応しました。頑張りましたが、1ヶ月くらいで体調を崩してしまいました。(腰が痛くなり、熱も出た。)このとき(当時の)開発は体力勝負ということ、そして自分の体力の限界点を知りました(笑)。

体調を崩したことに加え、支払いのシステムが正常に機能していないトラブルがありました。いわゆる、リリース直後の本番障害というやつです。そのとき私は1担当で、プログラマー。障害調査も担当していたため、ログ調査と解析と修正を担当していました。

突然クライアントのお偉いがたがやってきて、私の端末の後ろに張り付いて何やら支持を出している状況になってしまい「こんな状況でちゃんとコード組めるわけないじゃん!」と思いながら頑張っていました(笑)。結果としては、そんな状況下でもなんとか組み上げて、システムを完成させました。

システムは何とかギリギリで稼働に間に合ったので大参事にはなりませんでしたが、お金を扱うシステムは、障害が起きると、大変な状況になることを痛感させられましたね。あの緊張感はもう味わえないし、生きた心地がしなかった。トイレも我慢しながらの作業でした(笑)。当時を知っているお客様には今でも、「あれはすごかったよね」といわれます。語り草、というやつですね。

さすがにもうあのような思いはしたくはないし、メンバーにもさせたくはないと思います。

5.達成感

苦労して開発したシステムだったので、初日に無事稼働したときは感動しました。システムを設計開発し、本番環境にてリリース、障害無しで終了。

リリースして障害なく正常に稼働することは当たり前のことなのですが、大変なことだと思います。 当たり前のこと如何に完璧にやり遂げるか、システム保守開発では大変なことです。結局、システムをつくっているのは人ですから、プロジェクトが絵に描いたように動くということはない。その前提に立ったとき、懸命に作り上げたシステムが正常に動き、エンドユーザーに評価された時の達成感はとても大きいです。

6.やりがい

金融システムには、ハデさはないかもしれません。しかし、世の中で業務を動かしているシステムであることは事実です。

現在のプロジェクトは大規模なシステム開発なので、上流から下流まですべての開発を担当しています。したがって、他では経験できないことを多く経験できます。

例えば、業務知識、開発ノウハウを得ながらお客様とあくまで対等に開発できること。あるいは、自分が設計開発した帳票などが、実際に業務で使われているなど…大きなやりがいを感じるときは多々あります。基幹系のシステムではコアな業務開発に携われることは中々ないと思っているので、大規模開発ならではの経験ができるというのはやはり大きい。

開発ですから、大変なことはもちろん多いです。しかし、それに見合ったやりがいを実感できる場も沢山あります。 これからもお客様と一緒により良いシステムを開発していきたいと思います!