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PSI-Plusはどのようにして生まれたのか

2016.09.16

弊社ではPSI-Plusと言うサービスを開始しました。今回はPSI-Plusがどのようなニーズから誕生したのかお話しします。

皆さんはマイクロサービスと言う言葉をご存知でしょうか?2014年の初めから2015年にかけてWEB開発者の間で知られるようになりました。マイクロサービスがどのような形で始まったのかについて詳し説明は James Lewis氏、Martin Fowler氏による解説記事Microservices (2014年3月25日)を読んで下さい。この文章の中でマイクロサービスについて分かりやすく説明があるので下記に引用します。

マイクロサービスアーキテクチャスタイルは単一のアプリケーションを小さなサービス群の組み合わせとして構築する手法であり、個々のサービスは自身のプロセス上で動作し、たびたびHTTPのリソースAPIなど軽量の機構により通信を行います。サービスはビジネス遂行能力に合わせて構築され、完全に自動化された機構により可能です。最小限の中央集権的な管理はありますが、それぞれのサービスは異なるプログラミング言語により記述され、異なるデータストレージ技術が用いられています。

Monolithic vs Microservice

図:上記のMicroserviceより引用

 

大胆に簡略して解釈すると『単一のアプリケーションを複数の小さなWEBアプリケーションに分割し、RESTful APIで疎結合に連携し統合する』と言えます。

このアーキテクチャーが生まれたおかげでWEBサービスはサービスを止めることなく日々改良され進化しています。GoogleのグループウェアのGoogle for Workなどがその最たる例です。さて、この副産物として大きなアプリケーションの一機能に過ぎなかった機能が単一のWEBサービスとして公開されることになります。このアーキテクチャーに沿って設計していればRESTful APIを既にもっているため、他社とのサービス連携も容易に実現できます。このような流れから巷には便利なWEBサービスが多く生み出されました。その恩恵を既に受けている企業も多いのではないでしょうか。

そこで問題になるのが既存のシステムとの連携です。基幹システムにはオンプレで稼働しているものもまだまだ多く存在し、なおかつ自社用にカスタマイズしているため容易にクラウドサービスには移行できない。しかし、各部門では既存システムのすべての機能を置き換えるのは無理でも、一部の機能は代替となる便利なクラウドサービスを利用したいとの要望もあり悩んているとの話も多く聞きます。
これらの状況を解消すべくPSI-Plusというサービスを考案しました。PSI-Plusの特徴は既存システムやクラウドサービスなど複数システムをつなぎ、あたかも単一アプリケーションとして見せることです。マイクロサービスの考え方をオンプレミスのシステムにまで拡張したサービスとなります。

次回はどのように単一アプリケーションとして見せているのかその裏側について紹介します。